「常喜祈感謝ポッポ」第一テサロニケ5:16-18

新年主日の今日は「信仰生活の三本柱」と呼ばれる常喜祈感謝の生き方をみことばから聴きましょう。

1.キリスト・イエスにあって常喜祈感謝。
電車の原動力は電気です。蒸気機関車の原動力は蒸気の圧力でした。では私達の原動力は何でしょうか?それが「キリスト・イエスにあって」いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことにおいて感謝する生き方なのです。私達がイエスに背を向けていた時に、イエスは私達の罪を負って十字架で死なれ、よみがえらされて私達を赦して下さっていました。
それゆえに「キリスト・イエスにあって」ならば、喜び、祈り、感謝へと戻されていくのです。

2.神は万事を益とされるので神に万事感謝する。
創世記に出てくるヨセフの人生を思い出しましょう。ヨセフの兄弟達は父ヤコブに特別に愛されているヨセフを妬み、エジプトへ売り飛ばしました。ヨセフにとってそれは最悪の出来事でした。しかしやがて神はそのヨセフを通してイスラエル民族を飢饉から救い出して下さったのです。神のご計画に従って召された者達のためには神は良いことも悪いことも万事を益とされる(ローマ8:28)ので神に万事感謝できるのです。

3.神への讃美の中で神の御業が行われていく。
Ⅱ歴代誌20章のヨシャファテ王の時代、モアブ人、アンモン人が突然襲ってきました。ヨシャファテ達は恐れ、皆で祈った時に「恐れてはならない」との神の言葉を受け取りました。その時、彼らは聖歌隊を最前列に配置して前進し、彼らが喜びと賛美の声をあげ始めると、主は伏兵を設けて彼らを危機から救い出して下さいました。また使徒の働き16章では、宣教を妨害されたパウロとシラスがむち打たれ、足枷をして牢獄に入れられていました。しかし真夜中頃、彼らが祈りつつ、神を賛美する歌を歌っていると獄舎の土台が揺れ動き、看守一家がイエスを信じたのです。

結論:まずキリスト・イエスご自身が万事感謝の生き方を生き抜いたお方でした。「我が神、我が神、どうして私をお見捨てになったのですか」との叫びは詩篇22篇の引用であり、イエスはその十字架と復活によって私達を罪から救って下さる神を讃美していたのです。このイエスにあって私達も常喜祈感謝・万事感謝の生き方へと導かれていくのです。
(聖書引用 聖書 新改訳 2017©️2017新日本聖書刊行会)