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無防備すぎる神の姿~全き愛は恐れを締め出す~(ルカ2:1-12)

メリークリスマス!世界で初めのクリスマスにはケーキもサンタさんもなかったのですがプレゼントはありました!イエス・キリストこそ神から全ての人に贈られたプレゼントです。

 

1. 神は無防備な赤ちゃんの姿で私達に近づいた。

もし皆さんが全宇宙を創造した神だったとしたら、無防備な赤ちゃんの姿で地球に来たいと思うでしょうか?私達人間の住む世界は確かに素晴らしい世界です。自然の美しさや人の優しさに触れることがあります。しかし同時に苦難もあります。人間関係の不和、憎しみや恨み、強盗や殺人があります。また突然の事故や病気、自然災害が起こります。オレオレ詐欺も闇バイトもあります。そんな危険な世界に神が降りてくるのに、赤ちゃんの姿で来るなんてちょっと無防備過ぎると思いませんか?私達は、恐怖を抱く時には身構えて、防御・攻撃態勢に入って、自分の身の安全を確保するものだと思います。

そのような中で、神が無防備な赤ちゃんの姿で私達に近づいたことは何を意味したのでしょうか?

 

2.神は私たちを愛する故に何も恐れていなかった。

それは、神(イエス・キリスト)がこの世界と私達のことをご自分の命を捨てるほどに愛していることを意味しました。イエスは初めから、人と人とが憎しみ合ってしまうこの世界(私達)の罪を代わりに背負って十字架で死ぬ覚悟をもって生まれて下さいました。

だから殺されることさえ恐れませんでした。だから武装せず、身構えず、無防備な姿で来て下さったのです。「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。」(1ヨハネ4:18a)とあるようにまず神が全き愛(自分に危害を加える者のために自分の命を捨てる愛)で私達を愛して下さったからこそ神は無防備な姿で私達に近づいて下さったのです。

 

結論:イエスは、自分を罵り、自分の顔に唾を吐く人達のために自分の命を捨てました。イエスはその全き愛で、たとえ私達がどんな態度であっても私達を愛し続けて下さっています。このイエスから来る愛を受け続ける時に、私達のうちにある恐れが押し流され、私達も全ての人間関係において、鎧を脱いで、力を抜いて、安心して歩んでいけるのです。

メリークリスマス!(聖書引用 聖 新改訳2017©️2017 新日本聖書刊行会)