あなたがたは地の塩。世の光です。

マタイ5:13-16

世の終わりが近づくと「不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。」(マタイ 24:12)とイエスは語りました。世界はこれからどんどん悪くなって、暗くなっていくのかも知れません。そのような中でイエスが希望を抱いて語ったみことばに聴きましょう。

1あなたがたは「今すでに」地の塩・世の光「です」
イエスは私達に「あなたがたは地の塩・世の光に、頑張ってなってね!」とは言っていません。あなたがたは地の塩・世の光「です」と現在進行形でイエス(神)の目から見た事実を語って下さいました。

2塩は「美味しく味付けをする調味料」・「防腐剤」
塩は「食物を美味しく味付けをする調味料」であり、「食物を保存する防腐剤」でもあります。塩味の効いたおにぎりは美味しいです。また、野菜は塩漬けにすると美味しい漬物になり、腐りにくくなります。
では私達が「地の塩」とはどういう意味でしょうか?それは神が創造されたこの地(世界)をより美味しい場所(嬉しい場所)にするための存在だということです。塩が、食物が悪くなるのを防いで保存して生かすように、私達もこの地がどんどん悪くなって滅びに向かうのを止める役割があるのです。しかしそれは、人の荒さがしをして単にさばくのではなく、その人を赦して立ち直らせて下さるイエスの十字架を指し示していく親切な生き方・言葉遣いなのです。
(参考箇所:マルコ9:50b/コロサイ4:6)

3光は「闇夜の道しるべ」・「周りの人を照らす」
昔の人は夜旅をする時、遠くの町の明かり(光)を道しるべにしたそうです。小野浦・野間の灯台は夜の航路を照らす道なき海の道しるべです。私達には光源がありませんが、イエスに向けられているだけでイエスから来る光が私達に反射し、人を神へと導く道しるべとされているのです。それは自分だけが光るのではなく、周りの人を輝かせる光なのです。

結論:マザーテレキは言いました。
「いかにいい仕事をしたかよりも、どれだけ心を込めたかです。」(マザーテレサの名言・格言23選 metalife.co.jp) 
何か特別なことをしなくてもいいのです。普段していることをイエスに捧げるつもりで祈りながらさせていただく時、イエスの光が反射して周りの人を照らしているのです。
(聖書引用 聖書新改訳 2017©️2017新日本聖書刊行会)