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神の声に聴いて従うために必要なものは満たされる

(マタイの福音書 2:13~15)

1973年に勃発した第4次中東戦争の時にはオイルショックによってトイレットペーパーの買い占め騒動が起こりました。今回のイスラエルでの衝突が拡大すればあの時と同じような危機的状況になるとも言われています。

しかし、そんな先行きの見えない中にあっても確かに響いてくる神の声に耳を傾けましょう。


1.神は私達の先行きをすべてご存知でいて下さる。

博士達が帰っていくと、主の使いが夢でヨセフに現れ、ヘデが幼子イエスを殺そうとしているからエジプトに逃れるように、と語りかけました。私達が普段信頼している神は、私達の見えない先行きをすべて見て、ご存知であられるお方です。天地を創造された永遠の神ははじめであり、終わりである方。(イザヤ書44:6~7)世のスタートとゴールをすでにご存知である方。

だからこそ私達の人生の確かな道案内人なのです。


2.神はみことばをもって私達に語りかけて下さる。

聖書のない時代、神は夢や幻を通して人に語りかけましたが、今はおもに記録された神のことばである聖書を通して語りかけて下さいます。もし私達が神の声を聴きたいと切望するならばすでに神の声は聖書となって私達の手元に届いています。聖書を開く度に、私達には全く見えない未来をすでにご存知であられる全知全能の神からの助言を得ることができるのです。聖書は人生の地図、ナビゲーター、また暗闇の中でも響いてくる確かな道案内人()の声なのです。周りのボリュームを下げてひとり静まる時、語りかけて下さる神の声が聞こえてくるのです。

3.神の命合形は束縛ではなく祝福を与えるため。

日本語学者・神学者の米川明彦氏は、神の命令形は東縛ではなく祝福を与えるため、という主旨のことを語っています。(2023.2.7 中日新聞掲載)ヨセフが神の命令を聞いた時、夜のうちに出て行き、その後の避難生活も支えられたように、神の言葉に聴いて従おうとする先に神の祝福と助けが備えられているのです。


結論:私達の天の父は、みことばに聴従して生きるために必要なものはすべて満たして下さるお方です。一羽の雀さえ忘れておられない天の父は、まして、ご自分の御子さえも与え尽くすほどに愛する私達ひとりひとりのことを忘れるはずがないのです。