共に聖霊の声を聴く

2023/9/3(日)「共に聖霊の声を聴く」(使徒13:1~5)
宮城県石巻市には今「石巻オアシス教会」があります。
3.11 東日本大震災の10 日後、本郷台キリスト教会が支援物資やボランティアの方々を派遣したことから現地の方々との交流が生まれ、今教会となっています。震災後の石巻は荒廃し、何もないところでした。そのような中で教会の牧師が地元の漁師さんをお手伝いしたり、地域の清掃をしたりするところから始まり、少しずつキリストの愛が伝わり、今教会の群れが起こされているのです。人の目にはその先何も見えなかった。何の計画も立てられない有様だった。けれども神は、この石巻にも神ご自身の救いの計画をもっていて下さいました。
1.主を礼拝し、祈る中で主のご計画が表れる。
今日の聖書箇所は私達知多のぞみキリスト教会の今年度のテーマ聖句です。初代教会が共に主を礼拝し断食し(祈っている)と、聖霊が教会全体にバルナバ とパウロを聖別し、ご自分が召した働きに就かせるようにと言われました。神が罪の世界のために救いのご計画を立てて下さり、初代教会が共に神を礼拝して祈る中で、人が考えたこともなかった「神の救いの計画」
(バルナバとパウロを通しての世界宣教)が現れたのです。
2.将来の計画を立てられない時があってよい。
私達は失敗や挫折や思いがけない困難を経験する時、未来に向かって何の計画も立てられなくなることがあるのではないでしょうか?しかし、たとえノープラン
状態であっても、ただ神に向けられ、神を礼拝し祈る時に神ご自身が抱いて下さっている神の設計図を見させていただくのです。バビロン帝国に捕囚されていたエゼキエルは、幻の中で復興した神殿の精密な設計図(神のビジョン)を見せていただいたのです。
結論:イエスは天の父のみこころ(神のビジョン)がなるようにと祈った結果、死にました。十字架にかけられ侮辱を受けて殺されました。しかし約束通りよみがえらされ永遠に生きておられます。イエスの復活こそ神から離れて荒廃していた私達の魂を復活させ、世界を罪の破滅から復興させる力をもっているのです。神は全世界のために、石巻のために、そして私達のために救いの設計図をもっていて下さいます。
私達ひとりひとりの名前は一つの大きな神の設計図の中に共に組み込まれ、書き込まれているのです。

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