御子のかたちと同じ姿に

2023/7/30(日)メッセージ 要約5つの目的(使命)⑤成長

「御子のかたちと同じ姿に」
人は自分が憧れている存在に似ていくものだと思いますが、私達がイエスに似せられていく時にも同じことが言えるでしょう。大好きなイエスの愛を知り続けることによって私達は、神を愛し、隣人を愛し、敵をも愛されたイエスの姿に少しずつ似せられていっているのです。今日は有名なローマ 8:28のみことば
を、文脈を大切にしながら受け取りましょう。

1.すべてのことが共に働いて「益」(善)となる。
ロ-マ 8:28 にはこうあります。「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」(聖書 新改訳2017©️2017 新日本聖書刊行会)有名なみことばですが、これは「人生嬉しいことも苦しいこともあるけれど最終的には『益』(プラス)となるんですよ」という風に一つのプラス思考・ポジティブ思考の言葉のように受け取ってしまうことがあるかも知れません。けれども
「益」と訳されている語は原文では「善」という意味であり、直後の文脈から考えると、すべてのことが共に働いて「善となる」とは、あらかじめ御子のかたちと同じ姿に定められていた私達が、あらゆる経験を通して御子に似せられ、作り変えられ、やがて完成させられるということが語られているのです。

2.御子イエスは苦しみを通って完全な者とされた。
私達が成長させられる時とはしばしば苦しみを通る時ではないでしょうか?例えば、難しい人間関係の中でこそ私達は自分には愛がないことを思い知り、そんな自分を愛して十字架にかかって下さった主イエスの愛を知って学んでいくのです。このイエスご自身も苦しみを通って完全な者とされたとヘブル書で繰り返し語られています。ですから、今苦しみの中を通っている方の最も近くに神はおられ、その方を御子と同じ姿に作り変え続けて下さっているのです。
結論:聖霊は聖書のみことぱと共に働いて、苦しみの中でこそ私達を御子と同じ姿へと作り変え続けて下さいます。私達は罪深く、自分の力でみことばを生きられない者ですが、そんな私達をイエスは今もいのちを捨てるほどに愛して育てて下さっています。
私達は苦しい時にこそ主の御手の只中にあるのです。